一定の期間、集合研修や自己研修により、定められた単位を取得し、「自己研鑽により資質向上努力を継続している薬剤師」として、有効期限を設けた証明を受ける事ができる制度を「認定薬剤師制度」としています。 薬剤師認定制度認証機構(CPC)が認証する「認定薬剤師制度」は、以下の3種類に大別されています。
@生涯研修認定制度 : 薬剤師職能の向上を目的とする各種研修を企画、実施、評価し、成果に対して単位を給付する制度、及び一定水準の生涯研修記録に基づき成果を認定する制度です。
A特定領域認定制度 : 生涯研修の中で焦点を絞って、特定分野・領域について適切に計画されて学習を納めた成果を認定する制度です。
B専門薬剤師認定制度 : 特定の疾患、診療領域等を対象に、薬学的専門知識を生かして保健、チーム医療、地域医療、福祉に貢献できる能力を保証し、専門薬剤師として認定する制度です。
現在の日本では医療保険制度の改革や薬学教育6年制への移行などの社会環境の変化に伴い、薬剤師には従来より高い資質を持つ事が求められています。
その中で自己研鑽に励んでいる事の証明となるこの制度は、今後の薬剤師の方々にとって大きな財産になる事と思われます。